交通事故で弁護士に依頼するメリット

2013年5月28日


交通事故に遭った場合に,弁護士に依頼するメリットは,いろいろありますが、例えば以下のものがあります。
様々な段階で必要になりますので,できるだけ早く弁護士に相談することが重要になります。

 

① 治療費等の補償打ち切り
加害者側が任意保険に加入している場合,被害者治療費は,加害者側任意保険会社から直接医療機関に支払われることになります。 そして,治療が長期間に及ぶ場合など,加害者側任意保険会社が治療費の補償打ち切りを申し入れてくる場合があります。

 

この場合,弁護士に依頼していれば,治療費等の補償が不当に打ち切りにならないよう交渉することになります

 

② 後遺障害等級認定
後遺障害が生じている場合,後遺障害の等級認定手続きを行います。
加害者側任意保険会社に診断書等を提出して,後遺障害等級認定を受ける場合もありますが(実際に認定するのは損害保険料率算出機構),加害者側任意保険会社が認定に向けた努力をしてくれるわけではありません。

 
この場合,弁護士に依頼していれば,後遺障害の等級認定に向けたアドバイスを受けることができるほか,等級認定への異議申立などを通じて,適切な後遺障害認定等級を獲得することができます
また,加害者側任意保険会社を通さずに,後遺障害認定手続きを行うことができます(被害者請求と言います)。

 

③ 示談交渉・訴訟手続き
加害者側任意保険会社から示談金の提示を受けます。
保険会社には示談金を算定する場合の基準がありますが,一般的に,保険会社の基準は,裁判所で用いられている基準よりも低い金額となっています。

 
この場合,弁護士に依頼していれば,裁判所基準で交渉し,示談金の増額を図ることになります
また,事故状況等に争いがあり,過失割合が問題となっている場合でも,実況見分調書等を取り寄せるなどして,適切な過失割合を算定することができます。